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Lumiere du Soleil

You are shining.
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    覚めない悪夢の中にいるような気分だった。



    フローリカから聞かされた、デリアとサリヴァンの婚約の噂。


    重い気持ちのまま、挨拶とシャンパンが交互に。

    父上が勝手に進めた婚約話はマードック伯爵家にも伝わっていて。


    全てが悪い方向に進んでいた。




    デリアの事以外、もう何も考えられなくなって、そんな中で、
    デリアの叫び声が聞こえて。

    慌てて飛び込んだ先に、ブランケットの中で誰かと楽しげに笑うデリアがいて。


    真っ白になった。

    駆け出してしまった。


    もう帰ろうと、そう思った。

    これ以上は、辛いだけだと思ったから。


    でも、イアンに呼び止められて、そこにサリヴァンが来て。

    頭がいっぱいいっぱいで、覚えていないけれど、
    サリヴァンに、デリアの事を悪く言われて。



    気付いたら、僕は生まれて初めて人を殴っていた。



    皆が集まってきて、もう何も、考えられなくなって。

    そしたら、デリアが言った。


    『私は、あなたのことが好き』


    一瞬、夢だと思った。

    その後は、心のままに言葉が出てきた。

    ただ思うことを、そのまま言った。



    デリアはいつでも輝いていて。

    僕は彼女に相応しくないんだ、こんな恋心は捨てなきゃいけないんだって、
    ずっと思っていた。


    でも、それは、ただの悪い想像だった。

    気付かせてくれたのは…やっぱり、デリアだった。



    覚めない、夢の中にいるような気分だった。



    いや、覚めない夢なのかもしれない。



    こんなに情けなくて、ちっとも頼りにならなくて、何の取り柄もない男だけど。

    今日言った言葉は全部本当だから。




    絶対、君を、幸せにします。
    | 15:00 |